通過儀礼（X線）

今日はお友達の家のオーブンを借り、紅茶のシフォンケーキを焼きました。
お礼に（なっているのか微妙だけど）半分を友人宅に置き去りに。
残りは持ち帰り、夫の人と下午茶。
膨らみは見事に失敗していますが笑、味と食感は良い感じに仕上がっていました。

ところで、こちらの地下鉄では乗車の際、全駅で
改札の手前に設けられたX線に荷物を通さなければならないのですが
いつもはバッグが汚れる気がして（ｗ）、係員の方に開口部から目視してもらっています。

今日は自宅からケーキの材料を全て持って行ったのですが、手前で気づき迷いました。
私今日、白い粉持ってる...　聞かれても説明できない...

で、一説には、検査を拒否して通過してもなんら問題は無い、と聞いたこともあったので

決行することにしました！

（私、もしかしたら最悪な時に最悪な選択をする人間かも）

X線通してー、X線通してー、と言われるものの、超日本語で
「無理無理無理無理。卵。卵入ってるから！割れちゃうから！」
言って通過しました。

なんでここまでテンパれるんだろう？逆に、ホント捕まっちゃうよ？

そして...
帰りは軽くなったバッグを堂々と見せて通過したわけですが、その直後
『こらー！止まりなさーい！』みたいに、かなり強めに呼びかける係員と、
とにかく怒鳴り散らしながら（私の、卵！卵！の比ではないほど）
検査ゲートと改札を突破しようとするおじさんが。

キャリーはね、絶対なんですって。X線検査。

そのおじさんは抱えられるくらいのキャリーを持っていたのですが、
もう、この世の終わりか、というほどの大声というか大絶叫で
いやだいやだいやだ！！！！！！！！！！ぎゃーーーーーーーー！！！
見せいない！見せないぞ！ラグビー！タックル！おりゃぁぁぁぁぁ！！！みたいな。

これどうみても不審物持ってるでしょ(´ー｀)

で、もう一人の係員が駆け付けた直後、おじさんはついに切符も通さず改札突破！！！
走り去る。
こりゃ大捕物のはじまりだな...と思っていると、係員同士顔を見合わせて苦笑いしながら引き返す。
誰もおじさんを追わない。

えっ。いいの？

何のための検査なのだろうか？
そもそも、改札すら（正式には）通っていないことはどうなるのだろう？

...おおらかな国だなぁ。←染まってきた

恐々ホームに降りると、当然のようにそのおじさんに出くわす。
すぐに電車が来たけど...1本見送って（おじさんも見送って）おきました。
卑怯者みたいで、ごめん。

夜は夫の人のリクエストで、手巻きずしセットを注文しました。
うん、これはもう次はいらないかな(*^^)v